貯金が増える!3つの黄金法則

「お金を貯めたい」と思いつつも、具体的な方法が分からず悩んでいる方は多いのではないでしょうか。強い意志も大切ですが、それだけではお金は貯まりません。今回は、着実に貯蓄できる仕組みづくりを分かりやすく解説します。

お金を貯める三つの方法

お金を貯める方法は、以下の三つしかありません。

  1. 収入を増やす: 収入アップは理想的ですが、すぐに実現するのは難しい場合もあります。
  2. 支出を減らす: 貯蓄への近道は支出削減。即効性があり、効果が持続します。
  3. お金に働いてもらう: 投資でお金を増やす方法。元本割れのリスクもありますが、長期的な視点で検討する価値があります。

まずは支出削減を最優先し、余裕資金ができたら投資に挑戦してみましょう。「高収入貧乏」という言葉があるように、収入が増えても支出が増えれば意味がありません。英国の政治家サーノースコート・パーキンソンが提唱した「パーキンソンの法則」は、与えられた資源(お金や時間)は、利用可能な分だけ消費される傾向があることを示しています。

支出の徹底的な見直し

家計簿アプリやレシートの記録で、毎月の支出を把握しましょう。「食費・交際費」「固定費(家賃・通信費・光熱費など)」「その他」に分類し、1,000円単位で確認するだけでも支出の傾向が見えてきます。

固定費削減のポイント

固定費は金額が大きく、削減効果も高いため、最優先で取り組みましょう。

  • 住居費: 家賃の安い物件への引っ越しは効果的。初期費用はかかりますが、長期的には大きな節約になります。
  • スマホ代: 格安スマホや大手キャリアの低価格プランへの変更で、月3,000円~5,000円の節約も可能です。
  • 光熱費: 電気とガスを同じ会社で契約する「セット割」で年間1万円程度の節約になる場合もあります。

固定費の見直しが済んだら、変動費(食費、交際費など)の無駄遣いをチェック。全てを一度に節約するのは難しいので、優先順位の低いものから削減していくのがコツです。

賢いお金の使い方

  • 経済圏の活用: 楽天やPayPay、イオンなど、同じ系列のサービスを利用することでポイント還元率がアップする「経済圏」を積極的に活用しましょう。自分に合った経済圏を選び、ポイントを効率的に貯めましょう。
  • キャッシュレス決済: クレジットカード、電子マネー、スマホ決済などを利用することでポイント還元や割引を受けられます。ただし、使いすぎには注意が必要です。「クレジットカード2枚、電子マネー1つ、スマホ決済2つ」程度に絞り、ポイントを効率的に管理しましょう。還元率の高いものや、よく利用する店・サービスで特典が大きいものを選ぶのがポイントです。

確実にお金を貯める「先取り貯蓄」

支出を見直したら、「先取り貯蓄」で目標額を貯めましょう。収入から先に貯蓄分を確保し、残ったお金で生活することで、確実に貯蓄できます。

  • 目標額: 手取りの2割を目標に設定。ただし、これは個人の生活状況や家族構成によって柔軟に調整する必要があります。年収350万円(ボーナスなし)の場合、手取りは約23万円/月なので、4.5万円/月を目標に貯蓄しましょう。
  • 貯蓄専用口座: 生活費とは別の口座を用意し、給与が入ったらすぐに自動で貯蓄分を移動させるように設定しましょう。
  • ネット銀行の活用: 金利が高く、手数料が無料になる特典があるネット銀行の活用もおすすめです。あおぞら銀行BANK、楽天銀行、イオン銀行などを検討してみましょう。

生活防衛資金の確保と投資

まず100万円の貯蓄を目指し、その後生活費の6ヶ月分を貯蓄目標とします。生活費3ヶ月分が貯まったら、慎重に少額から投資を始めましょう。

  • つみたてNISA: 年間40万円までの投資で得られた利益が20年間非課税になる制度です。ただし、投資には常にリスクが伴うことを理解しておくことが重要です。投資信託やETFに投資することで、長期的に資産形成できます。ネット証券などで毎月100円から始められるので、まずは少額からスタートし、徐々に金額を増やしていくのがおすすめです。分散投資を心がけ、自分のリスク許容度に合わせて慎重に進めましょう。

まとめ

支出を節約し、先取り貯蓄を行い、つみたてNISAで投資を始めれば、堅実にお金を貯められます。「お金が貯まらない」と悩むのではなく、今日から行動に移すことが大切です。個人の状況に合わせて柔軟に対応し、継続的な努力を心がけましょう。

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