財政とは?ウチの家計に影響する話?
この記事は
物価高がつらい、でも将来も不安。
その両方を感じている人向けです。
積極財政は、今の生活を楽にする力がありますが、やりすぎには注意が必要。
緊縮財政は、将来の安定につながる考え方ですが、今の暮らしが厳しくなることもあります。
2026年2月8日投開票の衆議院選。
この選挙でよく耳にする「財政」の違い。
今さら人には聞けない「積極財政」と「緊縮財政」について簡単に解説し、
あなたの家計にどんな効き目があるかを整理します。
そもそも「財政」って何?
財政とは、簡単に言うと
「国の貯金箱をどう使うか」という考え方です。
景気が悪い、物価が上がって生活がキツい。
こうしたときに、税金を「今使うか」「将来に回すか」が議論になります。
これは国の話ですが、考え方自体は、私たちの家計とよく似ています。
積極財政とは?
景気が悪い、物価が高いときに、
国が税金を使ったり、税金を軽くして、今の生活を支えようとする考え方です。
たとえば
- 減税する(税金を軽くする)
- 補助金や給付を増やす
- 公共事業や投資を増やす
▶ イメージ:「今がしんどいなら、国が出して支えるよ」
緊縮財政とは?
税金の支出を抑えたり、税収を確保して、
将来への備えを優先する考え方です。
たとえば
- 国の予算をカットしてムダを減らす
- 社会保障の伸びを抑える
- 税率を下げない/上げることもある
▶ イメージ:「将来に向けて、国が蓄えておくよ」
では、あなたの家計にはどう影響する?
各政党の主張を「税・給付・手取りなど、家計への影響の出方」という視点で整理すると、
大きく次のように分かれます。
※上に行くほど積極財政、下に行くほど緊縮財政の考え方に近くなります。
今の負担をすぐ軽くしたい人向け。
消費税ゼロ・即時減税・現金給付など、税金を使ってすぐに負担を下げる
今の生活と景気の両方を重視。
食料品ゼロや積極財政で、企業の支援をしながら生活コストを下げる
様子を見ながら家計を支える。
手取りを増やす・景気回復などを前提に条件付きで減税していく
今も将来も極端に振れたくない人向け。
税金を使い家計を支えることと、中長期的な家計への効果をバランスよく行なう
将来の安定を最優先したい人向け。
税率維持・社会保障改革・成長戦略で、中長期的な家計への効果を重視
※「税・給付・手取りなど、家計への影響の出方」という観点で政策を整理したものです。
※どの政党への支持・不支持を促すものではなく「どの考え方が家計にどう影響してくるか」を見るための図解です。
ここで一度、あなたの家計目線で考えてみてください。
YESが多い方が、あなたの家計がより影響を受けやすい方向です。
積極財政と緊縮財政。メリット・注意点
積極財政と緊縮財政。どちらにも良いところ・気を付けるところがあります。
それをメリット・注意点で見ていきましょう。
積極財政
メリット
- お金が回りやすく、景気が持ち直しやすい
- 教育・医療・公共投資が将来の成長につながりやすい
- 不況時には失業や倒産を抑えやすい
注意点
- 支出が増えると国の借金が増えやすい
- やりすぎると物価上昇につながることがある
- 国の信用への不安が出る可能性もある
緊縮財政
メリット
- 借金が増えにくく、将来のリスクを抑えやすい
- 国の信用が保たれ、金利が安定しやすい
- 財政が安定すると安心感を持ちやすい
注意点
- 景気が冷え込みやすい
- 教育・医療・公共サービスの質が下がるおそれがある
- 結果的に税収が伸びにくくなる場合もある
【まとめ】「正解」ではなく「我が家にどう影響するか」で考える
積極財政と緊縮財政は、どちらが正しいか、という話ではありません。
違うのは、あなたの家計に影響してくるタイミングと、感じ方です。
- 今の負担を軽くしたい人は、積極財政の影響を実感しやすい
- 将来の安定を重視したい人は、緊縮財政に安心感を持ちやすい
年齢、収入、家族構成、貯蓄の状況によって、あなたに合う考え方は変わります。
大事なのは、「どの考え方が正しいか」ではなく、
「我が家には、どっちが影響しそうか」を感じ取ること。
その上で、「自分はどんな暮らしを守りたいのか」を考えて、あなたの一票を投じる。
それだけでも、選挙に行く意味はあります。